
クンダリーニヨガの「タントラ数秘」について
なぜか同じ問題が繰り返される、自分の本当の強みがわからない、才能を活かしきれていない気がする。
そう感じたことはありませんか。
あなたの性質・強み・資質、そして人生の課題やカルマを明らかにし、可能性と才能を開くツールが、クンダリーニヨガのタントラ数秘術です。
最古の統計学とも言われる数秘術は、人生に起こりやすいパターンと傾向を示してくれます。ネガティブなパターンが繰り返されると、本来の可能性と自由な感性が閉じられ、資質と才能が活かせない状態が生まれます。
タントラ数秘術は、自己理解を深めるだけではありません。声・言葉・身体を使ってエネルギー体に働きかけ、弱点を強みに変え、カルマを解消するプラクティスが用意されているのが大きな特徴です。
あなたの個性と魅力を活かし、より美しく豊かさに満ちた毎日を楽しむための、パーソナルな実践ガイドです。
エネルギーの体とは何なのか
古代インドのタントラ哲学とヨガの微細身体解剖学に基づき、クンダリーニヨガは人間を単なる身体的存在としてではなく、複数のエネルギー的な側面を持つ多層的存在として理解しています。
エネルギー体とは「振動」「場」として捉えることができ、より具体的には「心理や意識の働きから現れる電磁的な領域」です。メンタルや感情も波動という電気信号であり「マインド」というエネルギー体である、という視点は受け入れやすいのではないでしょうか。
10のエネルギー体にはそれぞれ特有の役割と性質があり、身体を含めたそれらのバランスによって、人生の体験や行動パターンが形作られると考えられています。
10のエネルギー体
こうしたエネルギー体は通常の意識では捉えにくいものですが、その働きは私たちの日常に深く関わっています。
10の体を順に紹介します。
1. ソウルボディ(魂体)
魂体は、意識の核となる本質です。
変化せず、反応に左右されず、無限で不滅な、あなた自身の核心です。すべての創造はここから生まれます。
このボディが健全に機能しているとき、私たちは自分自身と深く調和し、内なる平安と優雅さ、そして創造性に満たされます。
2. ネガティブ・マインド(保護の心)
危険に敏感に反応し、私たちを守るために警告を与える心の機能です。いわば内なる番人であり、魂に骨格的な枠を与えるとも言われます。
このバランスが崩れると、実際には問題でないことに過剰な不安を感じたり、逆に本当に危険なことに気づかなくなったりします。否定的というよりも、適切に機能させることが大切です。
3. ポジティブ・マインド(肯定の心)
物事の可能性や解決策に焦点を当てる、前向きな心の働きです。どんな状況においても最善の結果を見いだし、前へ進む力を与えてくれる思考です。
このバランスが健全であれば、困難な状況でも解決策を見つけられます。しかし不調になると、問題を乗り越えられないと感じたり、逆に必要以上に楽観的になりすぎたりします。
4. ニュートラル・マインド(中立の心)
傾聴力であり、評価する心です。ネガティブとポジティブの両方の情報を受け取り、偏りのない直感的な智慧に基づいてバランスのとれた判断を導き出します。
これは理想的な意識状態であり、成功を導く思考とも言えます。このバランスが崩れると、ポジティブやネガティブどちらかの思考に振り回され、本来の判断力が曇ってしまいます。
5. フィジカルボディ(身体)
地上で体験し、生きるための器です。食事、仕事、遊びといった身体的な要素のバランスによって整えられます。
怠惰な状態や過度な熱中といった極端を避け、中庸を保つことが大切です。10のエネルギー体を表現するのが、身体です。身体を整えることで、エネルギー体が機能しやすくなります。
6. アークライン(光の弧)
宗教画などで聖人の頭上に描かれる「光の輪(円光)」として古くから表現されてきた、耳から耳へと弧を描くエネルギーのラインです。直感を受信し、それを外へ投影する力を司ります。
アークラインの光の色は、健康状態や精神的・サイキックな状態によって変化します。このボディが強いと、自分自身の現実を創造する力が高まります。
なお女性には、胸(乳首から乳首)にもう一つのアークラインがあり、人生の性的体験が刻まれるとされています。
7. オーラ(電磁的エネルギー場)
オーラは身体を取り囲む保護的なエネルギー場であり、クンダリーニヨガでは第8チャクラに該当します。すべての生命を包む電磁的フィールドです。
クンダリーニヨガのクリヤやプラーナーヤマは、オーラを拡張し、意識を高めます。強く輝くオーラは、さまざまな困難から私たちを守り、心・身体・精神のすべてを強化します。
8. プラニックボディ(プラーナ体)
環境からプラーナ(生命エネルギー)を取り込み、生命力へと変換する繊細なエネルギー層です。
ネガティブ・ポジティブ・ニュートラルの3つのマインドが調和すると、プラーナ体は自然と強化されます。
このボディが強いと、勇気、若々しさ、癒しの力、純粋さが育まれます。
呼吸によってプラーナ体にプラーナを直接的に充電できます。意識的な呼吸を通して、生命エネルギーを日常的に補い続けることができます。
9. サトルボディ(微細体)
他者や環境との繊細なコミュニケーションを可能にする、感受性の媒体です。健全に働くと、言葉の裏にある意味や非言語的なサインを自然に感じ取れるようになります。
時間や空間を超えて意識を広げることも可能とされ、聖者や天使のヴィジョンもこの領域に関係すると言われます。
そしてサトルボディは、死のときに魂を無限へと導く役割があります。すべてが消えた後も、ソウルボディと共に存在し続ける体です。
10. ラディエントボディ(光輝体)
内なる光が放射される、オーラの一番外側にあるエネルギーの領域です。気高さ、優雅さ、力、リーダーシップを体現します。
このボディが整っていると、自然なカリスマ性と存在感が生まれ、言葉を発する前から影響力が放たれます。ただし、ネガティブな心の状態にある人には、それが傲慢に見えることもあります。
11. エンバディメント(統合意識)
10の体すべての働きを指揮する、意識の指令センターです。すべてのボディを内包し、それらを統合する意識そのものでもあります。
身体のホメオスタシス(全体性)を促し、霊魂の領域にアクセスできる「音の流れ」として機能します。
このボディが強化されると、どんな状況においても10の体を柔軟に使いこなし、人生を最高の状態へ導くことができます。
10のエネルギー体と身体が調和にあるとき、私たちは「可能性の扉を開いた先へ進む旅」の真っ只中にいるのです。
