怒り、不安、焦り。感情に飲み込まれてしまい、動けなくなったり、衝動的に行動したり言葉を放ったり、、、
こんな時、呼吸が浅く、あるいは息が吸い込めないような苦しさを感じることさえあるかもしれません。
しかし呼吸から感情を整え、思考をリセットすることができるのを耳にしたことはありませんか。
呼吸は、感情と意識のリモコン
感情や思考を反映する呼吸は、リズムや吸吐の長さを意識的に変え続けると、心身にポジティブな変化をもたらすことが知られています。意識的な呼吸が変容意識状態を導くのはそのためです。
身体という物質を生かす根源的な元素が酸素ならば、感情・思考・精神を活かす「生命力=プラーナ」は、呼吸を通して受けとるエネルギー源です。感受性を高め、生きる喜びと幸福感という、生命の質を上げる根源的なエレメント、それがプラーナです。
氣(エネルギー)を意識することから始まる
ここで重要なのは、目に見えない「氣/エネルギー」を意識することです。意識的に呼吸の方法に関わることで心身の変化が起こるのと同じように、氣を想像し言語化できるようになると、プラーナの恩恵を日常のレベルで感じられるようになります。
あなたにとって、生きる喜びのイメージは何でしょうか。
クンダリーニヨガのガイドでは、光を想像してもらいます。目を閉じて、心地よい春の太陽の光が降り注いでいるのを描いてください。やわらかな光が、皮膚から、鼻先から、呼吸する度に身体の中へ入ってきます。何度か繰り返したら瞳を開けて、無意識に呼吸していたときとの違いを感じてみてください。
呼吸が変わると、生き方が変わる
雑多な思考が忙しく浮かんでくるとき、目を閉じて呼吸に数分間集中するだけでマインドをリセットできます。呼吸をコントロールできるようになると、意志を持ってマインドの方向を「本当の自分」に合わせられるようになります。
外側の出来事に反応するのではなく、内側から選択できる自分へ。感情の波に飲み込まれるのではなく、その波を静かに眺められる自分へ。呼吸はその入口です。
クンダリーニヨガでは強・速・長・止の呼吸法を組み合わせ、神経系を意図的に整えます。3分で神経系が、5分で脳波が、11分でホルモン分泌が切り替わる。この変化の積み重ねが、本当の自分らしく生きるための土台をつくっていきます。
呼吸を制するとは「人生の流れがよくなること」
ヨガ哲学では「呼吸=プラーナ(生命力)」です。
プラーナが整うと心が静まり、集中力が上がり、感情が安定し、直感が開くき、気づきが増えます。
感情に振り回され、思考に飲み込まれなくなると日常の出来事という刺激と、それに対する心の反応の間に、意識のスペースが生まれます。すると、直感と気づきが自然と増えるのです。
それは生命の流れに目覚めた生き方でもあります。


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